矢吹健を称える会

逆謀-反乱の時代の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

逆謀-反乱の時代(2016年製作の映画)
2.8
朝鮮王朝が舞台の時代劇でブルース・リーの真似をさせるあたりなかなか神経が太いと思うが、さすがにカッコつけすぎなんじゃないかしら。気障な台詞だの矢視点のショットだのスローモーションの使い方だの、キメ方がいちいち恥ずかしい。
格闘シーンが連続する牢獄シークエンスはまだしも、それ以外のシーンはテンポが悪い。

それにしてもCGの血飛沫(北野武版『座頭市』のあれ)がカメラに付着する演出が何度も繰り返されるのはびっくり。『トゥモロー・ワールド』だってどうかなという感じだったのだが、時代劇で、しかも意図的にやるとはねえ。