Seira

ある少年の告白のSeiraのレビュー・感想・評価

ある少年の告白(2018年製作の映画)
2.8
21世紀にそんな施設があるなんて驚愕よ。
聖書っていつ書かれたやつ信じ続けてるの。地球平らって言い張ってるのとレベル同じ。自分にない考え方を知ったときに、受け入れるまではできなくても拒絶や迎合させるんじゃなくって歩み寄れるキャパシティは持ち合わせていたいよなあ。お互いに。

LGBTQ(Qはそこまで作品にはなってないかも)やフェミニズムが登場する作品めちゃくちゃ増えてるんだけど、あくまで対等(もしくは既往のヘテロのような関係性(普通とか普遍って言葉使いたくない伝われ))として描いてるものが多くて、根本的な問題が映せてない綺麗事だなってのが多い印象は正直ある。
性の多様性が認められている、男女は根本的に対等である、ていう趨勢は素晴らしいとは思うけど、その方がいいよねって何となくトレンドなだけな気がしちゃう。
から、こーいう根本を描こうとしてる部分にかなりグッときました。やっぱ正直キリスト教が差別に繋がってるとは思う(もしかしたらこれは強すぎる言葉かもしれないけど)。
病気じゃないとかって言うのは簡単なのよ。でも問題なのはそんなことじゃないんだよ。

矯正施設の職員でもLGBTの人が多かった事実には衝撃を受けたなあ。
“Boy Erased”これは原題を大事にしてほしい。
もうちょっと深くまで切り込んでほしかったけど、仕方ないかあとも思う。
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