つるみん

ホテル・エルロワイヤルのつるみんのレビュー・感想・評価

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)
3.6
日本劇場未公開作品。

カリフォルニア州とネバダ州の境に立つ寂れたホテル“エルロワイヤル”に集ったワケあり男女7人の姿を描くクライムサスペンス。
今まで保ってきたストーリーをどうでも良くさせる後半の取ってつけたような何じゃこれ展開が一番の見せ場か。既視感はあるものの、型にハマらない洒落た群像劇。

この映画のストーリーを壊しにかかったクリス・ヘムズワースが最高過ぎた。もちろん『マイティ・ソー』のイメージが強い彼だが女版『ゴーストバスターズ』では超絶おバカキャラを演じたり『お!バカんす家族』でも良いキャラしていたりなど結構コメディに強い役者。そして本作で新たなキャラクターが誕生したのだが、まあハマり役。少しの出番ではあったが存在感抜群。それからほぼ友情出演みたいな形ではあったがfilmaksのキャスト欄にはないスペシャルゲストが用意されていたのでそれもお楽しみに。

グランドホテル形式でシーンが重なった部分の面白さはあるし、エルロワイヤルの内装の美しさやフィルム感、そして60年代〜70年にかけての名曲も楽しめる。それぞれの人物の過去を振り返る描写もたっぷりあり、思っていたより尺は長かったが、そこまで悪くない作品だったと思う。