すず

ホテル・エルロワイヤルのすずのレビュー・感想・評価

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)
3.8
曰く付きホテルへようこそ。

ケバケバしいパッケージと、クリヘムの筋肉に惹かれてレンタル\(◡̈)/
あらすじも分からぬまま観始めたんだけど、全く内容が掴めない。
一人一人チャプター分けされてて、かなり独特の空気感。
彼らが泊まるホテル「エルロワイヤル」も訳ありで、どこを取っても怪しさしかない。
なぜ男は部屋を覗くのか、なぜ男は神父と嘘をつくのか、なぜ女は少女を監禁するのか。
興味を引くキャラクターばかりで、あっという間に物語に引きずり込まれる。
そんな登場人物の中でも一際目を引くのが、ベルボーイのマイルズ。
初めましての俳優さんなんだけど、ものすごい存在感。
只者ではない雰囲気と、本当に命を狙われながら演技してるの?ってくらいの怯えよう。
しきりに罪を告白したがる彼は、一体何を隠しているのか。

何がどうなってるのか分からないまま、謎の男が現れる。
筋肉を惜しげもなく披露するクリヘムさん。
どうやらカルト教団のボスなんだけど、胡散臭い雰囲気と笑顔に狂気を感じる。
だんだん伊藤英明に見えてきて、最後は完全に伊藤英明だった。笑
ストーリーうんぬんより、勢いが凄まじい。
あー、あのシーンはこう繋がるんだ。って後からじわじわ分かる感じ。
理解できない部分も結構あったんだけど、全部勢いに押し切られた。笑

いろんな事件をベースにしてるらしい。
マイルズの罪とか、謎のフィルムとか、ちゃんと意味があったんだね。
何とも不思議な雰囲気の映画だったけど、見応えあった!
すず

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