おもてなしを標榜する国が「表無し」だったように、「微笑みの国」はけっこうヤバイヤツらがたくさんいてなんじゃこりゃと苦笑するしかないようなファンキーな国でした。薬物はあかんね。やっぱ。
映画始まったと思ったらいきなり殴りあってて、それもけっこうな寄りで揺れる絵なのでうーんと思って見てたらついウトウトっとして、あれ寝ちゃったか!とハッと起きたらまだ殴ってて……みたいな。説明を極力減らして暑苦しいほどの密度あるカットを重ね、語らずに語りかける。タイ語には字幕が出ないし、胸熱な展開もあるけどことさらに強調はされないストイックな映画。ちょっとわからないこともあったので原作を読んでもう一回見てみようかな?
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