原題『A Player Before Dawn』
字幕なしのタイ語で、主人公と同じ恐怖を味わえる。
そんな話を聞いて楽しみにしていた。
予想以上の暴力
こんなにも恐ろしく、リアルで、熱い映画は見たことがない。
暴力が全ての世界
そこに腕っぷしは関係なく、調子にのった奴は、数という暴力に踏み潰される。
圧倒的暴力には、従うか、死ぬか。
それでも、自らの価値を認めさせることが出来れば生きることができる。
この世界では、弱い者は、殴られ、傷つけられ、犯され、殺される。
この平和な日本にいる限りは、あの場所は地獄としか言いようがない。
言葉が分からなくても、怒っていることは分かる。見下していることは分かる。脅していることは分かる。
偏見かもしれないが、自らのメンツを武器にしている者達にとって、言葉とは、内容ではなく、迫力で伝えるものなのかもしれない。
麻薬の恐ろしさを凄いよく表している。
1度始めたら止められない、手に入れるためなら何でもする。
人を傷つけ、麻薬のためなら利用されても構わない。
1度始めたら、その魔力から逃れることはできない。
麻薬によって大切なものを失ったことに気づいた後でも、止めることはできない
この作品の1番の魅力は、本物の暴力と本物の恐怖だと思う。
これを見て、刑務所に入ってもいいと思える奴は、ホントにヤバいやつ。
試合シーンもかなりの迫力だったけど、それ以外の場面も迫力ありすぎた。
刺青1番多く入れた人が勝ち選手権でもやってるのかな(ง ˙ω˙)ว