夏色ジーン

トゥルース・オブ・ウォーの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

トゥルース・オブ・ウォー(2016年製作の映画)
3.0
感想川柳「国のため 戦ったのに 知らん顔」

予告が気になって観てきました。。φ(..)

アルゼンチンのコルドバ州。軍の兵士ラモンは故郷の村に帰省するが、親友フアンから、彼がラモンの妹アナと婚約したと突然知らされて激怒する。反省したフアンは進学して美術を学ぶ予定を変え、自分も志願して軍に入隊する。やがてフアンは新兵としてフォークランド諸島に上陸する。英国軍を制圧してアルゼンチン軍は意気揚々となるが、空と海の両方から英国軍の猛反撃を受け、アルゼンチン軍の兵士は次々と命を落としていき……というお話。

『近代戦の先駆け』といわれるフォークランド紛争(マルビナス戦争)をアルゼンチンの若者の視点から描いた作品です。(゜〇゜;)その割に戦闘シーンはショボい。

戦闘は半分くらいで、残りはその後の主人公を描いています。(;・ω・)まぁそもそも紛争は3ヶ月で終わりましたしね。

フォークランド紛争については『アルゼンチンとイギリスの揉め事』くらいの印象でしたが、いまだにアルゼンチンは領有権を主張してるんですね。(・・;)

元々アルゼンチンはフォークランドの領有権を求めていましたが、軍事政権だった時にフォークランドに侵攻して奪取に成功します。しかしアメリカやNATOを味方につけたイギリスにあっさり負けてしまいます。そして軍事政権を率いていた大統領も引きずりおろされます。物語はこの辺から数年後までを描いてます。

主人公は認めて貰うために入隊するも、軍事訓練だと言っていきなり戦場に放り込まれ、捕虜になって命からがら帰ってきたのに、軍事政権とごっちゃにされてろくでなし扱いの上、就職もままならない。ちょっと甘ちゃんではあるが。


『アメリカンソルジャー』とはまた違うけど、アフターフォローが無いのは一緒。

フォークランドは今ではアメリカ大陸で3番目(アメリカ、カナダに次ぐ)くらいの国民総生産を誇るらしい。羊毛の輸入や太平洋と大西洋を跨ぐ拠点としての観光地、南極大陸への足掛かりなど。

面白いかどうかは置いておいて(笑)、勉強する機会にはなります。


んでまず(^_^)/~~