Kenta

がっこうぐらし!のKentaのレビュー・感想・評価

がっこうぐらし!(2018年製作の映画)
2.8
人気コミック『がっこうぐらし!』の実写映画版。学校で生活する学園生活部のメンバーの日常を描くが、それは本来の日常ではなかった。
出演キャラは、ラストアイドルのメンバーが演じた。

私立巡ヶ丘学院高等学校の女子高生である、胡桃、由紀、悠里は、学内の学園生活部の部員。彼女らは、部活の活動で、学校内で食事や睡眠をし、日常を送っていた。顧問は、保健室のめぐねぇこと佐倉慈先生が務めていた。
4人は、いつものように朝目覚め、教室で朝食をとる。そして、屋上の花壇の野菜を収穫する。まさに自給自足のような生活。収穫が終わり、由紀は部員以外のメンバーの元へと話をしに教室に行くが、そこには誰もいなかった。つまりは、由紀の妄想だったのだ…。

原作未読、アニメも未見。ただ、設定だけはうすら知っていた。これが鑑賞時の状態だった。
実写化が成功をしたのかしてないのかと言われたら、原作を詳しく知らないためなんとも言えないが、一応成功なのではないかと思う。程度は承知の上であったため、寛容になっていたところもある。

物語自体も、ゾンビが蔓延した世の中で、バリケードや避難所を作って学園生活部というかたちで生存者がサバイブしていくもので、ゾンビ映画としての設定でもなかなか新鮮。ただ、この大事な設定をパッケージでバラしてしまってるのがもったいない。

オチもまぁ察してはいたが、途中までは気づかなかった。調べてみると、基盤の設定は同様のものらしいが、主演キャラやめぐねぇのラスト等々、少し変わってるそう。知ってたら楽しめたのかな。

普段、コミックやアニメを観ないため、実写版の映画を観ることもあまりないのだが、設定を知っていたためそれに惹かれてレンタル鑑賞した。ゾンビ映画を求めていたため、刺激も弱く学芸会感が否めない今作は、少しスコア低め。

鑑賞後にM・ナイト・シャマランの『シックス・センス』、ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』の融合にみえたのはもしかして私だけ…?
Kenta

Kenta