DCやMARVELは、アニメ版のアメコミも実は多くリリースしているのだが、海外アニメは絵が若干ビミョウだったりする。日本で作られたら素晴らしいのが出来るのでは?との思いを実現化したのが今作である。しかも舞台は戦国時代の日本。日本人としては夢の展開である。
さすが絵のクオリティは極めて高い。ただ映画が面白いかというと若干ビミョウだ。
内容はまんま戦国時代に行って、ただ戦って帰ってくるだけ。ずーっと戦ってるだけなのでいつまでやるのかと思うくらいである。
ヴィランの城が変形合体して巨大ロボットになり、バットマンも猿とコウモリの集合体で巨大化して戦う。いわゆる日本のスーパーロボットの流れなのだが、演出が過剰すぎてノレない。
1番の敗因は、バットマンがちっともニンジャ化していないのと、ジョーカーがイヤミそっくり。ハーレークインもアメコミバージョンのビジュアル。そう、作画は素敵だがカッコよくないのだ。
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2018/05/29 23:06
3.0
先日の魂コミコンであったニンジャバットマントークショー。
キャラデザイン岡崎能士さんの絵はめちゃくちゃ上手くてだいたいラフスケッチがそのまま採用されたのだそうな。唯一DCからの直しが入ったのがキャットウーマンなんだとか。
そして今作は、ちゃんとブルース・ウェインがタイムスリップして戦国時代に来てしまうという正当なバットマン史に刻まれるストーリーなんだそうな。そしてバットマンに登場するキャラクターも総出演。ちゃんとバットマンのメカも登場します。
バットマンと和の親和性も高いし、絵も緻密なのでかなり見るべきものは多い。
ただこれは個人の好みの問題かもしれないが、ちょっとやりすぎな感じがした。巨大ロボットのトランスフォームなどは実に日本的なのだが、そのテイストが戦隊モノやヤッターマンを思わせるのはちょっといただけない。それとジョーカーとハーレイクインのデザインは「スーサイド・スクワッド」にするべきであった。ジョーカーはおそ松さんのイヤミにしか見えないのがつらい。
ただこのシリーズ。絵のクオリティは高いのでストーリーさえよければ大化けすると思う。続編希望。