実之

ニンジャバットマンの実之のレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
4.0
劇場 時空震サウンド DOLBY-ATMOS ULTIRA [幕張新都心]
※上映後にトークショーあり
登壇者:岩浪美和音響監督、イオンシネマ幕張新都心支配人(旧)
※終了後に岩浪音響監督サイン入りパンフレットお渡し会あり

※ATMOS効果 ◎

音響含めると ☆4.5

・バットマンやヴィランたちが日本の戦国時代にタイムスリップ。設定からも分かる通り
「考えるのではない感じるのだ」
まさにそんな作品でした。

あくまでも「外国から見た日本ってこんなイメージでしょ?」と日本のスタッフが作り上げたトンデモ化した日本が舞台。忍者ではなく“ニンジャ”なのです。

キャラデザインこそ和風になっているもののバットマンはちゃんとバットマンしてるし、ジョーカーもジョーカーらしく狂っていて違和感なし。
日本の特撮やアニメのオマージュも散りばめられているそうですが、その辺は知らないアメコミ寄りの人間でも画面の隅々から発せられる熱量に圧倒されっぱなしで楽しめました。

事前にリピートしていたヴィラン大名(というワードもすごい)の紹介シーンを大画面で観られて満足!
https://youtu.be/UCi0d9JJIm4

高木渉さん演じるジョーカーの狂気が凄まじい。4人揃い踏みのロビンやチョーさん演じるペンギンはもっと見たかったなぁ。
日本要素がなくても構わないのでぜひ続編を!

海外版は映像は同じでもシナリオは別(日本の脚本を翻訳したわけではない)らしいので、海外版のシナリオも気になるところです。

・「時空震サウンド アトモス」上映について
風が吹きカサカサっと擦れるような音ひとつ取っても臨場感が段違い。繊細な音が響き渡ります。
ジョーカーの声が頭上にこだまするシーンは本当に天井からぐるんぐるん回って聴こえ、ひえっ…てなりました。やっぱりアトモス素晴らしい。
音響監督自ら監修している時空震サウンド、ぜひ体験してほしいです。
(劇場によってアトモス、爆音等違いあり)
実之

実之