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ニンジャバットマンのsomaddesignのレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
5.0
狂ってる!どうかしてる!超かっこいい!(((o(*゚▽゚*)o)))

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ある事件をきっかけに日本の戦国時代にタイムスリップしてしまったバットマンとヴィランたち。戦国大名に成り代わって歴史改変をもくろむジョーカーたちを相手に、電気も武器もない現代の最新テクノロジーから切り離されてしまったバットマンが戦う。

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我ながら、あらすじを文字にしただけで「なんじゃこりゃ」と思ってしまったけど、ホントにそういう話なんだからしょうがない。

思った以上にバットマンと戦国時代の食い合わせが良い。
本来どちらもファンタジーっていうのか、自由に想像を広げていいはずのジャンルなのに、いつの間にか時代考証やリアルさ、重厚な物語性に縛られてたことに気づかせてくれた。
こんなにハチャメチャな映画作っていいんだ!(・∀・)っていう。

アメコミヒーローものでよく扱われる自警主義問題も、戦国時代だったら全然問題にならないのも新発見。今後どんどんDCもマーベルも戦国時代の日本にタイムスリップすればいいのに!

武者姿のバットマンの完成度の高さもさることながら、「キリングジョーク」から抜け出てきたようなジョーカーの純粋悪な風貌が素晴らしい。アニメだからできる面白さの追求をこれでもか!と詰め込んで、アシッドに煮しめたような80分。

クライマックスは40年越しに東映版スパイダーマン(レオパルドン)への回答みたいで胸が熱くなったのと同時に、作った人の正気が疑われる展開が続いてゲラゲラ笑いつつ大興奮(´∀`)メ(´∀`)メ(´∀`)ノ

時々アニメ動きがコンピューターのそれ丸出しで、若干チープに見えてしまったり、「シベ超」並みに二転三転しすぎ・どんでん返しすぎな物語で驚きも意外性も逆に薄まってしまってる感はあるものの、そういうトコひっ包みで愛おしくなる。

「COOL JAPAN」とは真逆ベクトルな「日本人が褒められたい日本」じゃない「外国人が褒めたい日本」が詰め込まれてて、日本製のアニメなのに海外アニメ観てるみたいだった。海外での評価が高いのも納得。

「レゴバットマン」といい「バットマン」シリーズは正史じゃないアニメ作品群にぶっ飛んでていい作品が多いなあ(・∀・)

(久しぶりすぎて感想の書き方忘れてる!)

54本目
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