あすとろ

ニンジャバットマンのあすとろのレビュー・感想・評価

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)
4.5
「私達にはまだこの傑作がある!」

脚本の中島かずき節が輝く!史上最高の和洋折衷、でもしっかりバットマン!
クールなバットマンのアツい忍物語!!!

ゴッサムで悪事を働くヴィラン達が開発した装置のせいで気付けばバットマン達は戦国時代にタイムスリップしてしまう。

悪のカリスマ達と冷酷なゴッサムの守護者達をエキゾッチクなジャパンテイストで描いてるものの見事にマッチ!
各ヴィランのイメージをしたねぷたのデザインやバットマンが使う武器の所々に散りばめられたコウモリマーク、そして敵味方のイメージをしっかり反映させた甲冑デザインなど全てが美しく見事!
ヴィラン達が“戦国大名”として名を馳せてる設定はとても面白かったです!

また多少の脚色はあるものの人気のあるキャラクター達がしっかり登場し、戦国時代に馴染んでいるのでバットマン入門としても全然アリだと思った作品でした!

また劇中の作画もまるで、浮世絵に魂が宿ったような画で喜怒哀楽の感情的がビシビシ伝わってきます!
それに声をあてる声優さん方も超豪華でバットマン演じる山寺さんは信頼と安心感のある硬派な声で、ジョーカーを演じた高木渉さんは最高にハイで狂ってる笑い方や声での立ち振る舞いが最高にマッチしていて全員が役にハマってました!

1番人気と言っても過言ではない“アメリカンコミック”のキャラクターを日本の誇れる“アニメ”というコンテンツと、世界中で注目され人気のある“日本文化”を完全ミックスし1つのバットマン作品としても、アニメーション映画としても完成されたこの作品!
是非、眼で肌で味わいください!
あすとろ

あすとろ