妻と子供が観たいと言うので付き添い。
あまりコナンシリーズに詳しくないのですが、警察、検事、公安とかの組織とか、組織間の力関係とか普通に出てくるものなんですね。子供は分かるのかな？
不可解な殺人事件のトリックを暴け！なころのコナンの印象だったもので、本作のように犯人の目的、真意、正体の分からないサスペンス感は、なかなか新鮮でした。
個人の怨恨を超えた、ある意味では正義とも言える真相は興味深かったですよ。公安の人間たちの危うい正義や、真意が明かされていく流れも、割と大人向けなメッセージは感じました。
…の割には、犯行そのものの作りは子供向けなのですね。
どうにも目線を合わせて観ることが出来なくなっている自分に、歯痒さを感じる。
いやね、無茶が過ぎるなぁ、とか冷静に思ってしまうんですよ、色々と。
これがアクション映画ならそこまで気にもならないのですが、サスペンスですので、核心のトリックが度を超えて無茶だと、夢から醒めてしまうんですよ。じゃコナン観るなやって話ですかね。笑
ネタバレは避けますが、こんなにもセキュリティがガバガバで、如何なる端末へのハッキングも手軽に出来てるようじゃ世界はとっくに混沌としているはずですよ。
加えて、いくらサイバーテロったって家電は爆発せんでしょう。爆発機能でも備わっているのか。彼の国製？
終盤の無理っぷりは「いやいやいや」って小さく声に出てしまった。キック力増強シューズはそのうち高層ビルを一撃で粉砕しそうだなと思うし、そのサッカーボール材質は何なのだと問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
うーむ、話の流れは嫌いじゃないのに、こういうのを劇中のノイズに感じてしまうのは集中力不足なのかもしれない。
手放しに「アムロ様かっけー！」とは、僕はなりませんでした。笑
