かすん

名探偵コナン ゼロの執行人のかすんのレビュー・感想・評価

3.1
コナン映画23作目。

コナン映画出世作。世間にその名を知らしめたといっても過言ではない。それを今更ながら鑑賞。この作品の(ほぼ)主役の安室のことは後述するとして、コナン映画お約束となった爆弾と人外アクションを盛り込みつつそれぞれの正義のぶつかりあい展開で綺麗におさまったなという印象。

キャラクターとしては立花鏡子が良かった。最後のシーンは正義感が強い人がもつ気の強さというか尖りを感じられた。オリジナルキャラの話題をもう一つだすと二三一は演技が苦しい。取り押さえられるシーンどうにかならなかったのか…。

安室について
この作品はなにより安室透がかっこいいとの評判であった。自分の感想として前半はいまいち。後半は普通に良しというところ。前半はなんだかキングダムの李牧みたいだと思う。全部わかってますよ感だしているのに事態が好転しない感じ。後半はそんなこともなく普通にかっこよく見えた。思うのは彼と誰がくむかが大事だということ。公安は彼のワンマンで部下の噛ませ気味な風見しかいない。だから彼も澄ましているしかなくなる。一方キャラクターヒエラルキーが対等なコナンなどと絡んでその熱さが初めて発揮されるのだ。

ちなみにコナンに彼女の有無を聞かれた際の反応をきいたとき自分の中のギップル(魔方陣グルグル)が叫んだ(褒めている)。百点の回答だろう。