<概説>
警視庁公安組織を狙った爆破テロの容疑者に挙がったのはーー名探偵・毛利小五郎。あまりに不審な事件の裏で警察・検察・公安部の思惑が絡み合う。"安室の女"なる社会現象までも起こした国民的アニメ劇場版。
<感想>
まあ、ね。そりゃあ、ね。これ見たら、ね。
安室の女にもなりますよ。納得しかない。
先に言っておくと私は安室の女にはなりませんでした。浅井先生から松戸陣平の後に赤井の女と化した修羅のオタク故。
しかしそれでも胸キュンするあのアップショットと「安室さんは彼女いるの?」の解答。洋画で推されるワイルドなカッコよさとは違う、嫌味のないキザなカッコよさ。100億の男のミームもわかるわとうなずく始末です。
ストーリー展開も最近のコナン映画はいい感じ。公安だの黒の組織だのが本格介入するようになってきたので、大人も楽しめるダーティな作品に仕上がっています。
なによりコナンは昔の劇場版ではあまり核心的な話をしないイメージがあったので、正義についての問答で作品に深みが出ましたね。問答が深いかはともかく問答をしたこと自体が大事。
欠点らしい欠点といえばゲストが×だったくらい。
カーアクションが荒唐無稽?
昔から蘭姉ちゃんという破茶滅茶アクションマシーンがいる作品で何を言っておられるのかしら。