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アンダルシアの犬の8200のレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
4.7
実際に見るような夢をそのまま映像にした映画だと思った。具体的で一見関連のある物語に見せかけてそれぞれが全く連動していないのが、夢特有の支離滅裂さが表現されていた。16分間もの間不気味で不可解な映像が続くが飽きることはなく、むしろ目を剃るカットや手から蟻が湧くカットなどの印象的で刺激的な画に強く興味を惹かれ、もっとこの世界に没入したいと思わされた。夢そのものとは言ったものの自分が見る夢はこんなに面白そうじゃないしもっと薄味なのでダリほどの人間が見るような夢は一線を画しているなと思った。
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