岡田拓朗

アンダルシアの犬の岡田拓朗のレビュー・感想・評価

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)
3.6
ルイス・ブニュエル監督特集にて。

会話は全くないし、尺は短いし、ストーリーもないし、飛び散りまくりで、かなり破天荒。笑

夢の中の喜怒哀楽を短い尺に詰め込んだような感じ。

夢って超非現実的なこと起こったりしてるけど、大体起きたらあんま覚えてなくて、そんな寝てる間に起こってる非現実的な訳のわからない、でも少し現実的でもある夢の世界が、まさにこの映画に詰められてるような感じだった。

音とカットと動きと表情によって、場面の変化やそのときの場面、話されていそうなことがうまく表現されているのが秀逸。
会話じゃなく表現、アートで伝えようとする気概が物凄く伝わってくる。

全部で4作品鑑賞したけど、いきなりこれは衝撃大きすぎ。笑

独特すぎて先が思いやられそうになりながらも、なぜかどんな世界をこれから魅せてくれるのだろうとわくわくしていた自分がいたw
岡田拓朗

岡田拓朗