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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―のnnのレビュー・感想・評価

3.6
映画
なぜ、これを見たいと思ったか。
うっすらとこのシリーズのことは知ってましたよ、RAILWAYS。
でも前2作は見ておりません。
なぜに今回はこれを見ようと?
これ、鹿児島の肥薩おれんじ鉄道が舞台なのです。
その路線の中の阿久根市が舞台ですが、ワタクシの青春の舞台であった川内市はその隣

そりゃ見たいでしょ!
スクリーン真ん中の位置を確保。
お隣の女性達のおしゃべりを聞いて「ん?」
この独特のイントネーションは・・・鹿児島弁です。
それも、話の内容を聞いていると、どうやら阿久根ご出身らしい。
「有村架純はどこに泊まったの?」
「○○だって!」
パンフレットを見ては「ここ、△のところだよね!」
と、地元ならではのトークで大盛り上がりされてます。
ワタクシなんて鹿児島ってだけで嬉しいんだから、さらにピンポイントでの撮影があっ
たとなるとそりゃ嬉しかろう。

これは子供のいる人と再婚した有村架純演じる晶が、夫が突然亡くなり、夫の故郷であ
る阿久根で肥薩おれんじ鉄道の運転士になって、夫の父親(國村隼)と子供と、家族に
なろうとする話(・・・ざっくり)
この男の子がすごく上手で泣ける。
なんか見覚えあるなあと思ってたら「セトウツミ」の内海君の子供時代の子で、
さらには「コードブルー」の、りょうと椎名桔平の息子役の子だった!
この子はいいよ!きっといい俳優さんになる!(なんの説得力もないワタクシの太鼓判

歸山竜成(きやまりゅうせい)君というお名前です。是非心に留めておいてください。

ストーリーはさておき(・・・さておいちゃうんだ・・・)
車窓からの景色が最高!
懐かしい東シナ海。
海の色が濃い。
今度帰省したら絶対乗る!!!
おれんじ食堂っていう食堂車もあるの。宝くじ当たったらこれに乗る!
前回帰省した時、久々にJRに乗った。
日豊本線で、こちらは錦江湾(鹿児島湾)と桜島がどーん!!!
めっちゃ興奮した。みんな知ってるっ!?こんな綺麗でかっこいいのよ!って。
定年後に鹿児島に帰ったら、東京の友人たちをご案内する気満々で、すぐ行程を考える
のだが、
ここはドライブよりも汽車に乗ってもらおう!と思った。
が、肥薩おれんじ鉄道のほうがいいかなあ、迷うところだ。
どちらもロケーション最高!
と、そういう目でずっと見ておりました。

映画が終わった後、監督さんがわざわざご挨拶にステージに出てこられた。
帰りはロビーにいますので感想やらを聞かせてくださいとおっしゃる。
やはり、自分の映画という意識を強く持たれるからよね?
以前観た映画では、いかにも雇われ監督がつまらなそうに、舞台挨拶に嫌々出てこられ
てて、見てるこっちが辛いくらいだった。
やはり作る側に、愛が、熱心さが、情熱がないと、見てる方にそれが伝わるもんだなあ
と思うのです。
普段、あまり「監督」さんには注目しないのだが「吉田康弘監督」のお名前は覚えてお
こうと思いました。
nn

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