AKIRA

ロバート・ライシュ: 資本主義の救済のAKIRAのレビュー・感想・評価

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市民による投票よりも大企業による政治献金の方が政治家に与える影響は大きく、常に企業に有利な法案が可決され続けているらしい。
大衆の望み通りに法案が可決されたり否決される確率は少なく、企業と法案の関係の方が強固だと証明したデータを用いた箇所があった。けれど、本作の結論部分では、大衆が出来る事は市民活動と「投票」となっていた。望み通りに動かすには大衆を大衆の為に有利になる活動を行い、「莫大な」票さえ集めれば格差を拡大させる為の触媒としての政治は変わるという事なのか。
日本とアメリカでは状況が違うので、情報としては理解できるが感覚としては実感が分からない問題ではあった。
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