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悪夢のいけにえのhorahukiのレビュー・感想・評価

悪夢のいけにえ(2016年製作の映画)
2.0
平均スコア1.2!!
そして誰もが某有名作と見間違えてしまうであろう悪意あるタイトル!!

最初TSUTAYAで見た時、まじで『悪魔のいけにえ』ってタイトルなのかと思いました(笑)
本家の新作が今年公開されるようなので、てっきりDVDスルーになったのかと…(^_^;)そんでタイトルよく見たら『悪〈夢〉のいけにえ』。う〜ん…借りるしかない!!

あらすじ…
行方不明になった妹を探すために、ハリウッド近くの宿にやってきた姉(主人公)。口煩いオーナーがめんどくさいけど、何か手がかりがないか探すうちに、部屋の中で大量のSDカードを見つける。それは泊まりに来た客たちが撮影したお遊び映像だった。その中に妹が写っていないか探す主人公だったが…。

何だかよくわからない作品。全く面白くないというわけではないんですけど、かなり残念な映画でした…

田舎怖い系ホラーのような雰囲気があって序盤はそれなりに面白そうかな〜とか思ってたら、そこからの盛り上げ方が下手くそ。全く何にもないまま時間だけが過ぎていきます。徐々に違和感を覚え始めて、少しずつ緊迫感を高めていくといった展開は一切なし。

そもそも妹探してるはずなのに、全然そんな感じがしないんですよね。SDカードに手がかりがあるかもと思って見始めたのに、数本見ただけで飽きちゃう姉。そして、クライマックスまでほったらかし。そんで自分は宿に泊まってた男とイチャイチャし始めるし。街をぶらぶらして写真撮ったり、開放的な空間でストレッチし始めたり。それでも口では妹を探してるとか言い張ってる。なんだこの姉…。実は姉がおかしかった的なオチなのかとか考えちゃいましたよ(笑)

明らかに何かありそうな要素を出しときながら全く何もない。逆にちゃんと活かされる伏線もあるのですが、伏線の貼り方と回収の仕方が雑過ぎ。民宿に泊まってた男も、特に何かするわけではなくて、何のために出したのかマジでわからない。後半で、観客の誰もが忘れていたであろうSDカードを男と二人で見始めるんだけど、ポップコーン片手にとか、彼氏と一緒に映画見るようなノリ。

そして、どう考えてもオカルトホラーにしか見えないような演出と全くオカルトホラーじゃない展開がチグハグ過ぎて冷めました。しかも決着の付け方が適当すぎて…(^_^;)これは平均1.2なのも納得です(笑)
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