黒羊

ハングマンの黒羊のレビュー・感想・評価

ハングマン(2017年製作の映画)
2.8
「ハングマン」

いやいや〜「闇に舞う蝶・パピヨン!」って山本陽子がドヤ顔で言うて、名高達郎が出てて、エンディングがビルの屋上で旗持って「ズンドコ節」ですよね!カラオケで歌うと爆笑間違いなし(´ω`)

ってそれドラマのザ・ハングマンやがな!
(80年代ネタ)
小学校から帰ってきたら、オカンがよく夕方ドラマ観てましたわ。杉良太郎の遠山の金さんとかね。エンディングが杉様が歌うすきま風なんよね〜人を愛してぇ〜♫

で、こちらは映画「ハングマン」。
ハングマンの意味はタロットでも有名なので知ってるかと思いますが、首を吊られた男や絞首刑執行人という意味。吊られた人を指すのか吊るす人を指すのかどっちやねん!と今でも思う。

我らがアルパチーノが刑事役で奮闘。
ジェラルドバトラーの偽物っぽいゴツい人と、ゴツい人を取材してる女記者。この3人で発生した連続殺人事件を追う…

のだが、正直展開がまぁ面白くない。
最近観たパチーノの映画、老いた鍵屋の主人を演じた「ブロークン」もアレやったけど…

犯人のサイコ野郎を3人で推理しながら追いかけるのだが、死体に刻まれたアルファベットが犯人によってご丁寧に順番に並べられているのに、普通なら「なんの単語だ?」と調べるのにしないし、刑事2人の登録番号が現場に彫られていたのに後半になってようやく「昔2人が逮捕した人間かも」ってオイwww

中盤も、手がかりの人を追う→わー首吊って死んドルー→あっ犯人だ!→テヘ!見逃した!

の連続…

犯人の犯罪も手が凝り過ぎててね。なんか途中からワケわからん感じになってきましたわ。パチーノじゃ無かったら寝てたな!

パチーノが老けているのは仕方ない。それでも眼差しがカッコ良かったりしたのに、なんかこの映画では瞼が垂れ過ぎなのかイカつさがないなぁ。ジャケットの表情はええ感じなんやけどね。

パチーノのイメージに合った映画だけに、もうちょっと脚本・構成がいい仕上がりであって欲しかったなぁ。


ちゅーかパチーノはん!スコセッシ監督、デニーロと共演の「アイリッシュマン」はいつ公開するんですか!?
ブレラン続編、コヴェナント、ダンケルク、ザプレデターと待っていた映画がどれも微妙やったから…アイリッシュマンだけが最後の希望なんですわ…
たのんます!映画館で感動させておくんなまし!!
黒羊

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