まみこwith餅さま

交渉人のまみこwith餅さまのレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
2.5
人質交渉人という職務があることを初めて知りました。
心理学や人間考察の知恵で、犯罪の拡大を防ぐという、興味深くも危険なお仕事。

そのエキスパート二人を核にした、警察汚職モノ。
出だし快調で、おお?!😍と思ったんですが……

スキルを活かして解決に持ってゆこうにも、協力者がほとんどいないという四面楚歌状態がこれでもかと続く!
ストレス!

犯罪を取り締まる側が率先して悪事に手を染めちゃ、素人に打つ手なし!
しかも内部監査局長など、幹部が関与していたら、犯罪組織よりタチが悪い。

苦楽を共にした同僚やその妻、功績を称えていた人々が罠に落ちた主人公を攻撃。
現場で活躍し目立っていた、不正に気付いた、加担しなかった、という理由で殺されたり、罪を被せられたり。

署長もFBIも皆、悪事の加担者に思える対応で、世も末感MAX。
救いのなさをヒシヒシと感じさせられる、後味の悪〜い映画でした。

一応の決着はつくし、数人の関与者は摘発されるようだけど、根が深そうで鬱々。
繰り返される組織ぐるみの犯罪隠し。

エキスパート二人の有能さや、会話のユーモアは面白く、人情噺的な場面もあるのですが、圧倒的にダウン⤵️展開が多くてキツイ………!

スッキリしたカタルシスのない、問題提起型は避けよう……心弱いワタクシには荷が重すぎる……しみじみそう思いました。

🌪🌪💭💭💭😔💭💭💭🌪🌪