七沖

交渉人の七沖のレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
3.8
〝IQ 180の駆け引き。〟
キャッチコピーから想像するような頭脳戦とは少し違ったが、これはこれで面白かった!

殺人犯に貶められた凄腕の交渉人ダニーが、自身の無実を晴らすため、そして自分をはめた真犯人をあぶり出すために立てこもる。そして、事態解決のために呼ばれた交渉人・クリスとの交渉合戦が始まる!…というストーリー。

ケヴィン・スペイシーが演じるクリスが登場するのが、映画が始まって一時間後というなかなか型破りな作品。
相手の余裕を奪うダニーの怒涛のまくし立てや、相手の予想を裏切るクリスの切り返しは見事だった。
ダニーが現役の交渉人という設定なので、交渉の常套手段を把握されているというのが本作を面白くしている。サミュエル・L・ジャクソンは、キレ散らかす役が本当によくハマる。
とはいえ、人を動かすのは巧みな言葉ではなく、人情だというのも本作の面白いところだ。

だが、真の敵が予想の範疇だったのと、最後のしてやった!感が個人的にイマイチだったのが残念だ。もっと爽快にしても良かったと思う。とはいえ一定以上の面白さが保証された作品なのは間違いない。