よい!よいです!
全体的なトーンや骨子は日本版『アメリ』とでも呼ぶべきでしょうか。
変わり者の主人公が変わった方法で周りを助け、周りに助けられ、周りと関わってちょっぴり変わっていく───そんなお話。
ユルい笑いとユルい涙とユルい怖さ(?)満載で、観ていてほっこりします。
池田エライザは不思議な雰囲気の女優さんですね。
結構シーン毎に表情が違って見えます。
もちろん髪型や化粧などもあるでしょうが、それによって如何様にも見せる事ができる顔をしています。
あとは「映りの不安定さ」みたいなものがあって(演技がとかではまったく違うもの)、それが面白い魅力になってる印象です。
本来的には『伊藤くんA to E』で見せたようなエロかわ的なジャンルのキャラがホームグラウンドなのか…?今回はそういう側面は封印してネクラ女子になりきってます。
いろんな映画の色に染まりそうですね。
次回作は『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で広瀬すずらと共演。トッポい感じの女子高生を演じるそうです。
さて、他のキャストはというと…
オダジョー、ああいう役ハマりすぎ!
渋川晴彦、そういう役ハマりすぎ!
渡辺えり子、こういう役ハマりすぎ!
…と、まぁ俯瞰して観てみると、脇を固める役者が皆ホームグラウンドの役を演じ、池田エライザの脇を固めてますね(笑)
しっかりした布陣です(笑)
まぁ、とにかくこれはオススメの一作という事です。