大島渚のデビュー作。この映画大好きだけど、こんな物語に愛と希望の街って付けるの性格悪すぎると思う。愛も希望もない。正夫が鳩小屋を破壊するシーンや最後鳩を撃つ前とか構図を少し傾けて斜めにすることでぐっ…
>>続きを読む富裕層と貧困層の溝は埋まらない。お互いがどうしてもわかりあえない。
主人公の少年は詐欺紛いのことをしなければ生活できない、けれど富裕層はそれを罪と言う。
生きるために罪を犯すのは是か非か、永遠の命題…
鳩売りの少年と令嬢の娘を主軸に貧困層と富裕層の埋まらない溝を描く群像劇
善かれと思ったことが上手くいかず、誰もが間違っていないが故に際立つ貧富の格差を描いてるが、私にはマイルドで物足りなかった
ただ…
暗い。
が、強かに生きる少年に自分を見つめ直す。
社会と生活を恋愛と友情をもって上手に対比して描く。
進学、就職の話をしている時橋に差し掛かるなど、ロケーションの使い方が良かった。
ブルジョワ家庭か…
京子は確かに純粋な気持ちで正夫に手を差し伸べていたけど、彼女が欲しかったのはその手に対して従順にお手をする、綺麗に可哀想な少年だった
善意で振るわれる暴力が、最も残酷であるとも知らず
貧困層も富裕…
観た。
まず日本語が美しい。
貧しかろうが、ブルジョワだろうが言葉遣いがきちんとしてる。
苦しい生活の中でも母の為、妹の為に動く正夫。目が真っ直ぐで姿勢も正しい。
清貧な暮らし。悲壮感はそこまで…
このレビューはネタバレを含みます
鳩を撃つことでその罪の反復を終わらせること。(とはいってもかつての罪は帳消しにはならず、当然、いい場所で働くこともできず、おそらく彼らに待つものは、罪の反復で得られていた多少のお金を失った厳しい生活…
>>続きを読む松竹株式会社