愛と希望の街に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『愛と希望の街』に投稿された感想・評価

大島渚の監督デビュー作。デビュー作から素晴らしい作品だった。社会的格差を描いていて、ラストもいい。
デニロ

デニロの感想・評価

4.0

1959年製作公開。脚本監督大島渚。

舞台は川崎。主人公が就職試験を受けたのは東芝がモデルであろう。その昔、その川崎に仕事で通っていた。東芝に副資材を納めていた企業だ。時代は半導体で日本が世界をリ…

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餡蜜

餡蜜の感想・評価

4.1
単純なテーマと構図だけれど丁寧で、テーマをシンボリカルに細かい場面に組み込むのが上手い。粗いって言われることが多いみたいだけどむしろ洗練されてて収まりがいいと思ったな

色々と荒いのだけどやはり最初から大島は大島。
近年の左翼的映画にありがちなどちらかの側に立ち徹底的に相手側を糾弾するそれとは違い、正しいとか間違っているとかではなく「じゃあどうすればいいんだよ」とい…

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大島渚は最初の長編から大島渚だった。タイトルの皮肉。いい人ばかりなのに、何故か格差は埋まらず、むしろ再生産される。そのことへの深い関心と思索がある。ラストはしっかり映画的なインパクトを残す。
決して昔の日本というので括るべきではない。現代の日本を映し出す痛烈な作品。

映画の世界だと割り切ることができない辛さがあった。
名作だった!!
・鳩を撃つラストの凄さ
・善人しかいないのに発生する悲劇。
→この映画から受けるやるせなさは社会を良くすることにします向けられない。
構造が観客を煽ってる。

めっちゃくらった
緑

緑の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

愛も希望もない話。
タイトルではなく不穏な主題曲が正しい。

貧しさ故に病気の母親に言われるまま、
罪悪感を持ちながら鳩を売る美少年中学生。
売られた鳩は帰巣本能で戻ってくることを
前提としたリピー…

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『月見草』での本音と建前や『太陽の墓場』での貧民街。
クソ真面目に格差社会の問題を描こうとしている。
踏切が降りるギリギリを渡る富永ユキ。
電信柱

電信柱の感想・評価

5.0

鳩を売るの売らないのとそれくらいのことで大騒ぎしているのが途中まで意味が分からなかったのだが…後半のシーンで女の先生が「私だってお金に困れば売るかもしれません」と言うのを聞いて、鳩を売るという行為が…

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