ミーミミ

千と千尋の神隠しのミーミミのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
5.0
『そなたの内なる風と水の名において解き放て…』

もう何十回・何百回観てる猛者でも
劇場で観た回数は少ないはず。

ましてや19年前に赤ちゃんだったり
まだ生まれてなかったりの若者には
初めてのこと。

今回、私たちは劇場で観る稀有な機会を得たんだー!感謝してもしきれない!


劇場のシートで大スクリーンを前に
響き渡る音響を内臓に感じ、思ったのは

私はいままで何を観ていたんだろぅ!ってこと

DVDでも地上波でも

感じてこなかったもの

みえていなかったもの

が劇場には溢れていたんだ!


全部が違ってみえたよ、ホント!


今こそ『解き放て!』
『そなたの内なる風と水の名において』

お詫びー
前回地上波の際のレビューで
イイねをくださった皆さま、コメントをくださった皆さま、今回の再レビューをお許しください🙇‍♀️
本当に申し訳ありません。

青のさん、ゆうくん7さん、M少佐さん、タダさん、kuraさん、ユズネさん
コメントありがとうございました。

前回5点満点、それなら劇場の感動は何点にしたら良いの〜?
もっと高い点数をくださいフィルマークスさん!

以下、前回のレビュー

魂が喜ぶ声ってありますか?
あの声に浸っていたいなぁ〜って

わたしの場合は『湯婆婆』『銭婆』の声!

夏木マリさん!
ホントに気持ち良いんだわーお声が!

こんなに表情がある声ってないよ〜

この雰囲気を声で作っちゃうんだから
スッゴイ表現力!

あぁ!憧れる

だから『千と千尋の神隠し』を観ると

覚醒する!

魂が喜ぶ!

はぁー♪ 若返るわ


p.s.

『一度あったことは忘れないものさ。
 思い出せないだけで…』

そうだったよ
わたし
19年前、劇場で観てたんだった

パンフレットも出てきたので
宮崎駿さんの言葉を転載させて頂きます。

『今日、あいまいになってしまった世の中というもの、
あいまいなくせに、侵食し喰らい尽くそうとする世の中を、
ファンタジーの形を借りて、くっきりと描き出すことが、この映画の主要な課題である。
 かこわれ、守られ、遠ざけられて、生きてることがうすぼんやりにしか感じられない日常の中で、子供達はひよわな自我を肥大化させるしかない。
 千尋のヒョロヒョロの手足や、簡単にはおもしろがりませんよゥというブチャムクレの表情はその象徴なのだ。
 けれども、現実がくっきりし、抜きさしならない関係の中で危機に直面した時、本人も気づかなかった適応力や忍耐力が湧き出し、果断な判断力や行動力を発揮する生命を、自分がかかえている事に気づくはずだ』

この様な宮崎駿監督の趣旨からも、いま
劇場で『千と千尋の神隠し』を観ることは
計り知れない意義を持つだろう
ミーミミ

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