あまり好きではなかったので、かなり久しぶりに鑑賞。劇場で観るのは公開当時以来だったのだが、想定外にメチャクチャ感動した。やはり映画館で観る宮崎作品は格別。
ここまで子どもを尊重した子ども向け映画は他にないと思うけれど、この映画は働く大人にこそ沁みる。
借金のカタにいたいけな少女が強制労働させられる「闇金ウシジマくん」みたいな話だが、クソみたいな奴とか信じられないくらい優しい人とかと接する中で、最後にはずる賢い大人を黙らせるほど立派に成長する姿は涙なくしては観られない。
花束(とメッセージカード)で始まり、髪留めで終わるのも完璧。
一度出会ったことは忘れない。思い出せないだけ。