アカデミー賞長編アニメーション賞受賞!ということで、期待はMAXだったけど、うん、これは確かに良い作品。スパイダーマンというモチーフを使っているけれど、基本的に少年が自立する話。つうか、スパイダーマンってそういう話だからなぁ。観客はスパイダーマンって何ってことが基本的にわかってることが前提、ヴィランたちも何の説明もないからね。で、マイルス視点で話が進む感じ。皆のヒーロースパイダーマンを自分がやらなきゃいけない羽目に陥るマイルスと、それを助ける多元宇宙のスパイダーマン達ね。
腹の出た別宇宙のピーターはすっかりダメ人間になってたけど、マイルスと出会うことで、彼もまたスパイダーマンに戻れたというのがもう一つの軸ですね。
とにかく情報量が多いので、また観なおしたいところです。クリス・パインが出てたのなんて、鑑賞後にプログラム読んで初めて知ったし。でもそういった複雑な要素を取り除いていくと、中心はやはり少年の成長物語であり、後味もすっきり、ホントに楽しい映画だと思いますよ。丁寧に作られてるなって感じがしました。
でね、とにかくメイおばさんが最強でびっくりです(笑)。