このレビューはネタバレを含みます
スパイダーマン映画初のアニメ作品
巷に溢れる3Dアニメーション映画とは一線を画くすレベルの高い作品だった
映像美とカメラワークが原作のコミックを意識した漫画という二次元的な表現と絶妙に合わさり、新鮮な映画体験を感じられる
ストーリーはヒーロー物の王道展開で平凡な主人公が力を手に入れ、逆境からの覚醒、仲間と共に悪を倒し世界を救う。家族愛や友情、身近な人間の死と心の成長などエンタメ要素は全て入っている。
ティーンの主人公が身近な問題や悩みを抱えつつ、スーパーパワーを授かり本当のヒーローになるまでという共感しやすいストーリー展開は同じスパイダーマン作品でも｢ホームカミング｣と同じ路線とも言える
平行世界からスパイダーマンが集まるスパイダーバースはコミックの原作にもあるのだが登場する別次元スパイダーマンを絞りかなり極端に個性分けしたのが今作の面白さであり野心的な挑戦だろう
明らかに世界観が違う三人(もしくはうち一匹)がいるが、リアルな3Dの世界で敢えて手書きアニメ風に表現されたキャラクターが混然としていたり、セリフとは別にモノローグがあったりコミック的なコマ割りや擬音が描かれていたりと、普通のアニメとは違う手法が取り入れられているのが面白く、かつ今作の世界観作りにも一役買っている
アニメーションだからこそ活きる表現に挑戦し、見事成功させているところに他のアニメスタジオとは一味違った頑張りがみえる
二時間の尺にかなり沢山詰まっているので多少展開が急ぎ足過ぎたりキャラクター達の掘り下げが足りない感じもあった
グウェンが転校生してるのも？だし、もっとスパイダーマンズどうしの友情が深まるエピソードも欲しかった
ペニー･パーカーがヒロインのグウェンよりも可愛い❤(笑)めちゃくちゃ日本のアニメっぽい演出が最高‼一人だけフレーム数が違うこだわりやロボットに乗り込むシーン無駄に力入れすぎじゃね？(笑)グレンラガンやろ(笑)表情もコロコロ変わって面白い🎵
