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スパイダーマン:スパイダーバースのliamのレビュー・感想・評価

4.2

スパイダーマン初のアニメーション映画。第91回アカデミー賞長編アニメーション賞受賞作。監督はボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン。声の出演は「DOPE/ドープ!!」のシャメイク・ムーア、「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のジェイク・ジョンソン、「バンブルビー」のヘイリー・スタインフェルド、「キック・アス」のニコラス・ケイジなど。

ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。

いやー熱いストーリーだった。正直なめてたけど超面白かった。
これまで基本的に主人公だったピーター・パーカーは準主人公で新たな主人公はマイルス・モラレス。そしてこれまで他のコミックで主人公だったスパイダーマン達が登場する。
スパイダーマン達の共演かつ、そのヒーロー達が協力し合い、1人じゃないことを確認して友情を高め合う。そして新たな主人公が成長する。最高の展開であっという間の時間だった。

そしてヴィラン達も豪華で、1番有名なピーターを失ったスパイダーマンチームよりも豪華なんじゃないかな。笑

そして映像も凄い。実写では再現できないような映像で疾走感があり、観ているこちらをドキドキさせてくれる。
そしてしっかりスタン・リーが出ているのもいい。

またスパイダーマンファンならわかるような小ネタもたくさんあって、そういったマニアも楽しませてしまうようなアイデアが詰まっていた。

多種多様なスパイダーマンが登場し、多様性が求められる現代にピッタリとなっている映画。スパイダーマンに込めたスタン・リーの思いが表現された作品であるといえる。

とにかく面白かった映画。
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