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スパイダーマン:スパイダーバースのホッパーのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

・君を君の憧れのヒーローにしてくれる素晴らしい映画
・お父さんの留守電聞いてるシーン好き
・余興という名のやりたくなったこと

・君を君の憧れのヒーローにしてくれる素晴らしい映画

ここ最近で一番涙が目から出た。だからもし未見でしたらおすすめです。少し隣人目指して馴れ馴れしく書きます。ご容赦を。

第1幕のプロットポイントはピーターパーカーの死だけではなく、憧れから世界の命運を託されること。大好きな人に会えただけで死んでもよいくらい幸運に思う。天にも昇る。まして彼は僕を同類って言ってくれる。なんだ他にも居たのかって。

スパイダーマンが死んだ!ってニュースに世界中が泣くところ、そら落涙するよ。『ミスターガラス』のラストシーンが頭に過ぎった。

あとは序盤の学校描写、『聲の形』を思い出した。『攻殻機動隊』ももちろん。

第2幕はパラレルワールドから来た歳とったピーターパーカーとマイルスの話。きっとキラキラしてない、くすんだピーターパーカーに大人は感情移入めっちゃしちゃうんじゃないだろうか?

頑張ってきたんだよ。でも充分ではなくて当たり前に後悔を残してるアダルトなピーターパーカー。

最初は帰ることが目的のピーターパーカーとピーターパーカーから託された思いを遂げたいマイルスとの対立と摩擦、徐々に噛み合ってスイングする2人の関係。3人目のスパイダーウーマン and more で物語は賑やか。最後に僕が書くみたいにあれ?もしかするとみたいな気分に他の人もなったんではなかろうか?

くすんでもやっぱりかっこいいアダルトピーターパーカーからヒーローを目で見て学んでみんなを家に返すんだってマイルスめっちゃかっこいい!この映画台詞素晴らしくてほんとに脚本が欲しい。

・お父さんの留守電聞いてるシーン好き
お父さんの留守電聞いて街歩くシーンすごい好き。そんで相談したいおじさんち行くの良かった。おじさんのお前の誇りになりたかった、がっかりさせてすまなかったって刺さった。マイルスのもうこれ以上失敗したくないもめっちゃめっちゃ刺さった。

おじさんを失ってピーターパーカーに残れって椅子に縛り付けらて、ドア越しのお父さんの告白聞かされてマイルスは自分を制御してスパイダーマンになる。これがプロットポイント2。

黒いコスチュームで疾走する姿めっちゃ凛々しくて尊い。ガキっていいなってピーターパーカーも2回は言ってた。眩しかった。跳ぶかあ。

・余興という名のやりたくなったこと
さて、最後にこの映画観てやりたくなったことがあって。余興というなのやりたいこと。

「さて、説明が必要だね。僕はホッパー・ファインドウェイ。今日、日比谷で蜘蛛に噛まれて。どんなピンチでも道を見つけてカムバックするのがスパイダーマンって台詞に感激してスパイダーマンになってみた」

「さて、説明はもう大丈夫かな?これを読んでくれてるあなたの名前は?どこで蜘蛛に噛まれてスパイビーになったんだい?もし良かったら説明して欲しい」

とかやりたくなるぐらい動きだけじゃなくてすごいメッセージ性の強い素晴らしい映画でした!おすすめ!

映画の冒頭にエンドロールの後までお楽しみ下さいってアナウンス。信頼できる。良い感じに最後力を抜いてもらったw
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