KuKu

スパイダーマン:スパイダーバースのKuKuのレビュー・感想・評価

4.5
次元を超えて肩を並べた親愛なる隣人達と、隣に並びたいとある少年の話。主役級のキャラが沢山いるのに1人1人の性格や良さが繊細に描かれてて全員を大好きになるし、世界が交わるってこんなに素敵なのかって思える作品だった。私は親愛なるヒーローの、始まりの物語って言いたい!

世界観も絵のタッチも異なるキャラクターが集まってるのに観ていて違和感がなくて、しかもその誰もがただ登場してるんじゃないっていうのがほんとすごかった。違うものと共通なものがしっかり描かれてたからかな。彼らがヒーローとして背負ってきたものが作品の芯になってるっていうか、ほんとにかっこよかった。

MCUとかDCとか観てると特殊なパワーはひとつじゃないってつい思ってしまうけど、本来ヒーローに孤独はつきものなわけで。ずっと1人で戦ってきた彼らが自分と同じものに出会ったとき、こんなにも心強いのかとか安心するんだって泣きたくなったよ。いいなあ、いいなあ、ほんと良い作品だったなあ!!!
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