ことのは

スパイダーマン:スパイダーバースのことのはのレビュー・感想・評価

4.5
【運命を受け入れろ。】

並行世界のスパイダーマンが、一つの世界に集まるお話。

劇場で観逃してレンタルを待とうと諦めていたら、爆音映画祭のラインナップに入っていたので少し遠出して鑑賞。

スピルバーグ監督が『レディ・プレイヤー1』で描こうとした事を凌駕する内容。
並行世界のスパイダーマンが集まるという、哲学的ですらある内容を全く違和感なく映画として完成させながら、ドラッグムービーの如く極彩色のビジュアル、コマ割り、アメコミ擬音のセンス良過ぎる可視化。
とにかく1画面の情報量がハンパない。
絵のディテールが面白くて、主人公マイルスの部屋にチャンス・ザ・ラッパーの「Coloring Book」のポスターが貼ってあったから、音楽も使われるのかなと思ったら出てこなかった笑

初の爆音映画祭だったから、もっと耳が痛くなるくらい爆音なんだと思ってた。

どの世界にもヒーローはいて、それはあなたや僕かもしれない。

今後のアニメーションに絶大な影響を及ぼすであろう作品。

#爆音映画祭
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