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鋼鉄の雨の一のレビュー・感想・評価

鋼鉄の雨(2017年製作の映画)
3.8
『弁護人』のヤン・ウソク監督作品

北朝鮮のクーデターにより一触即発の状態に陥った朝鮮半島を舞台に、戦争を阻止するべく奔走する男たちの戦いを描いたNetflixオリジナル作品

北朝鮮が絡む韓国映画は外れない法則
フィクションなのに妙に現実的なのがゾッとする…

『アシュラ』では敵対していたチョン・ウソンとクァク・ドウォンが、北と南という異なる立場でありながら男の友情のを育んでいくバディムービーでもある

シリアスな激重テーマを扱いながらも、ユーモラスでクスッと笑える
韓国映画の南北問題を扱う上で鉄板なのが、同じ言語でありながらも理解し合えないという悲しみ
そんな中で本作は、G-DRAGAONの話をしてる場面なんかはほっこりできて、鑑賞後に思い返してこみ上げてくる

カーチェイスや銃撃シーンやアクションはさすが韓国映画という申し分なさで、スケールの大きな物語に劣らないハイレベルな演出の数々
ただ正直安っぽいCG部分が少し気になってしまった
後はもはやお決まりとは言え、日本人役の方の片言な日本語も…

とは言え気になったのはその位で、2時間半近くある映画でも見応え抜群で全体的にめちゃくちゃ面白い
北の将軍の顔は最後まで映されないというのもかなり効果的だった

時事的である社会性をしっかりストーリーに取り込みつつ、エンターテイメントとに見事に昇華する韓国映画の凄さ

公開予定の続編はかなり酷評されてるようなので期待はしませんが楽しみです…😢笑

〈 Rotten Tomatoes 🍅-% 🍿※76% 〉
〈 IMDb 7.1 / Metascore - / Letterboxd 3.3 〉

2020 自宅鑑賞 No.559 Netflix
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