アクションシーンとそうでないシーンの落差が激しい。
事態が主人公たちの手を一旦離れてから、北朝鮮(人民軍)/韓国強硬派/韓国穏健派/アメリカの各々偉い人たちが入り乱れて、何やら核ミサイルを撃つの撃たないのみたいな話をし始めるのだが、いかんせんここが画面として退屈なので全然乗れない。それにもうここまで話が大きくなってしまうと、一周回ってスリルがなくなるというか……主人公たちの行動によって事態を変えられる感じが全くしない。
ただ、アクションシーンは確かにすごいですね。最近どことなくトム・クルーズっぽくなってきたチョン・ウソンの身のこなし。彼がクァク・ドウォンと飯食う件は緊張感もへったくれもない弛緩したシーンだが、『アシュラ』に痺れた人間としてはなかなかぐっとくるものがある。