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欲望のKのレビュー・感想・評価

欲望(1966年製作の映画)
4.7
主観的信仰が無ければ、客観的事実に振り回され続けることを教えてくれる。

すべての事実を集約することは、現実的に不可能である。ということは、事実として無い部分を推測で埋める必要がある。それでは、客観的事実に意味性を持たせることは難しく、思い込みが多分に含まれる。

「そこにあるか」というのは本質的にはどうでも良くて、「そこにあると信じるか」が重要である。

パントマイムの人たちとする、ボールの無いテニスのように。
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