このレビューはネタバレを含みます
Swinging-London
何も解決しない。謎なエンディング。
が、まんまとミケランジェロ・アントニオーニにしてやられた。つまり面白かった。
ハビー・ハンコックのジャズスコアが流れるオープニング。
主人公はロールスロイスのオープンカーに乗る売れっ子カメラマン。
モデルに馬乗りになって激写するシーンを含め[当時のお洒落さんを詰め込みましたよ]の前半。
中盤から[ミステリー]へとシフトチェンジ。さらにソコから[不条理劇]へと変貌。謎なラストまで目が離せないッ!
一番テンションが上がったシーンは、主人公がロンを探してフラリと入ったライブハウス。
演奏しているバンドメンバーの中に、ジミー・ペイジ発見!あぁ!こんなところで見られるなんて!22才のジェームズ君!良いわぁ~♪
ジェフ・ベックがギターを破壊する様子を、演奏しながらチラ見してニタニタ笑うジェームズ君が3回アップになる⤴あのネックは欲しいぞ⤴
当時のロンドンの街並みや最新モード映像も貴重だが、ジェームズ君とベックの映像も貴重だと思った。