さとし

名探偵ピカチュウのさとしのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
3.5
ライアン レイノルズがピカチュウの声を演じるということで見てきました。
よかったですが、かなり置いてけぼりにされた気分は否めません。ピカチュウが正義でミューツーが悪なんだということはわかりました。それにしてもコダックというポケモンはジャージャービンクス感がハンパないですね。日本版もそうなんでしょうか?気になります。

世界観としては近未来にポケモンが当たり前に生息してるのが常識なのでこのポケモンはこういう技があってこういう弱点があってこういう特徴があるみたいなものが100%どんな素人にもわかりやすいように説明されていたかというとされていなかったですね。ピカチュウはわかりました。コダックもわかりました。ミューツーはわかりにくかったです。というか中盤でピカチュウがダウンした時にミューツーが体力を回復するシーンがあるのですが、そいう行ったことってアニメでもあるのでしょうか?それってダース・ベイダーがルーク スカイウオーカーに対して体力を回復させるのと同じ認識でいいのでしょうか?とにかく混乱に陥りました。

まあ、でもいいか!劇場を出てから何とかしてヒントを得ようと客の会話を聞いていたらこんな会話を聞きました。

20代女性「普通に面白かった。」
20代男性「コダック煩かった。」
などです。

まあ、普通にポケモンのファンは楽しめるようです。
私はなぜ渡辺 謙やビル ナイが出てきたのかも意味不明でした。謙さんは日本に精通したハリウッド俳優だということはわかります。でも、ビル ナイって微妙ですが、面白いキャステイングだと思いました。

あと、アクションシーンも派手ですね。地割れに爆破にポケモン同士の対決といろいろです。全体的には「トランスフォーマー」と「トウームレイダー ファーストミッション」を混ぜ合わせたような撮影方法だったと思います。他にもスタジアムでのバトルシーンはよかったですが、ポケモンを知ってれば、もっと良かったかなと思いました。

あと、主人公のテイムとピカチュウの関係は感情移入しにくかったです。5話くらいのネットフリックスドラマの方が良かったのではないでしょうか?そうすれば、じっくりテイムとピカチュウの関係に入れ込むことができたのでしょうか?

しかし、私は告白しなければなりません。私「アベンジャーズ エンドゲーム 」で一回も泣かなかったのに、この作品のラストでレイノルズとテイムがハグするシーンはウルっときました。なぜだろうな・・・何か思い入れるものがあったのでしょうね。何だろう。

まあ、こんな感じです。置いていけぼり感は半端ないですが、いいところもありました。
さとし

さとし