ストーリーとしては平々凡々。
傑作とか名作といえるような作品ではない。
だけどそれで良いと思う。
この映画は本格的なサスペンスでもなければ、キャラムービーでも冒険活劇でもない。
「ポケモンがいる世界」を視覚化してくれた、言わば「見るポケモンGO!」だ。
実際の風景の中にポケモンがいて、
例えば被写界深度の問題でボケが生じてしまうようなところにもそこに違和感なく溶け込んでいる。
ポケモンのゲームを本格的に遊んでいたのはそれこそ10年以上前で、
最近はポケモンGO!すらなんか違うなとDLして3日も持たなかったですが、
フシギダネの群れがちょこちょこ歩いてくるシーンなんかは思わず顔が綻んでしまったし、
エンドロールでもなんかワクワクするような感覚が少なからずありました。
自分の中のポケモンを好きでいてる部分をくすぐられるような感覚。
それを味わえただけでこの映画は価値があるんじゃないかなあと思いました。