Misa

名探偵ピカチュウのMisaのレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
4.3
心を通わせられる人生のパートナーなんて、僕にはいない。
幼き頃に家族関係にトラウマを抱え、多くのコンプレックスを持ち、ポケモントレーナーを夢見ていたが、普通の仕事に就いた青年ティムが主人公のお話。
20年以上前から夢見ていた「ポケモンと人間が共存する街」ライムシティが描かれた夢のような世界。
冒頭から涙腺が刺激されて、あのちっちゃなドット絵やアニメの描写からは想像も出来ないような姿のポケモンたちも居て、劇中に何度も「あ!」「可愛い!」「見て!」と子供の頃に初めてゲームボーイでポケモンの姿を見た時のような気持ちになった。
ポケモンと共に育って来た人はきっと劇場でもじっとしていられないはず。もっと沢山のポケモンが見たかった…

オリジナルのストーリーが沢山盛り込まれてて、ミュウツーの逆襲、ハリウッドVer.と言ったところだろうか。
いつまで経っても人間ってのは自分の私利私欲のために生きようとする。
純粋に、素直に、真っ直ぐに生きれば、きっと見守って、助けてくれる人がいる。
エンドロールは大号泣もの。沢山の大人の夢と努力がつまった作品だった!
Misa

Misa