10円様

名探偵ピカチュウの10円様のレビュー・感想・評価

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)
3.8
本作は当初映画館で観ようと思っていたのですが、近所の映画館では吹き替え版しか公開していませんでした。私はどうしてもライアンレイノルズピカチュウが観たくて円盤まで待ちました。
待った甲斐がありました!吹き替え版の役者さん達もすっごく合っていましたが、やっぱデップーとピカチュウが一緒ってのが熱いです。

ポケモンは赤、緑、青、黄がドンピシャ世代でそれ以降は疎いのですが、第一世代のポケモンが多数登場してくれたのは幸いでした。きちんとオリジナルをリスペクトしたフォルムもそうだし、ピカチュウの鳴き声が大谷育江さんだったのも全体的な世界観とはやや違和感があるものの、日本人としては嬉しい限りでした。

原作のゲームは全く分からないのですが、ピカチュウ、全く探偵してませんね(笑)でも可愛らしい豊かな表情からのマシンガントークは爽快でした。ストーリーも実に分かりやすく、「まあこうなんだろうな」って先読みが出来きます。謎を探る、裏には黒幕がいる、黒幕が大パニックを起こす、それに立ち向かう主人公、なんとも教科書通りの語りなのですが、それでも予想外に多数出てくるポケモンがストーリーを彩ってくれます。
子どもでも大人でも及第点を付けられる出来となっていますので原作厨の方でも許せるレベルなのかなと思います。

個人的にすごく素晴らしいなと思ったのがライムシティの描き方で、昼間は壮大な未来都市を思わせながらも、夜はサイバーパンクと飲み屋街が合体した無法地帯を思わせています。この街の描き方がそれこそ80年代の刑事映画や、フィンチャー監督の「セブン」のあの陰鬱とした街並や、リドリー監督の「ブラックレイン」で描いた異色の大阪を彷彿させ、まさに謎を散りばめるにはうってつけでした。ネオンに光るアルファベットがどことなく漢字に見えたり…え?レジェンダリー?そりゃ納得です(笑)

あとはエンディングですね〜😊登場人物がポケモン原作のイラストになって日本語と共に紹介されていくのが感動的でした!

ちなみにポケモンの英語読みも興味深かったですね。固有名詞はピカチュウやミュウツーなど一部の人気(主要?)キャラ。あとイーブイ。英名だとEEVEE。ブースターになるとまた変わるんですがめっちゃカッコいいですね!