欲望の作品情報・感想・評価

「欲望」に投稿された感想・評価

sksk

skskの感想・評価

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結局のところ、60年代がもってるおしゃれさがとてつもなくかっこよくみえちゃうのだなぁ…!
o

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4.0
虚無^~
ちろる

ちろるの感想・評価

3.7
サスペンスなのかアート作品なのか、はたまたその両方なのか・・・
若きジェーン バーキンのちょい役ぶり、60年代のロンドンのファッションや町並みもおしゃれで色々と印象的なシーンはいくつもあり、もちろん鮮やかな配色や構図の素晴らしさは言うまでもないのだけど、なんせ主人公トーマスのことが生理的に嫌いで仕方ないのでこの作品を心から好きにははなれない。
独りよがりな彼の存在自体がこの物語の肝であることは重々承知なのだけど、多分デヴィッド ヘミングスのビジュアルが嫌いみたい。

モンタージュのように散り散りのエピソードが切り貼りされたような不条理な展開、全面的に観客に解釈を委ねるような構成という類のものは個人的に嫌いではないし、絵画を意識したような美しい画角も何もかもがセンスの塊で好きなのにリードとなるトーマスの「欲望」振り回されたくなくて、一歩引いてしまった。

多分観た人それぞれの解釈が存在してはっきりとした答えが無いし、今の時代観ても新鮮さが残るほどの斬新さがこの作品の魅力のなのだろうけれど、
シャッターを切るたびに混沌へと向かっていく迷路のような展開にもっともっと巻き込まれたかったのが今ちょっと悔しい。
Bondrake

Bondrakeの感想・評価

4.2
 これをいわゆる"芸術映画"というのでしょうかね。

 たぶん ちゃんとした解釈を求める映画じゃなくて 画をみて何かを感じとる映画なんでしょう。 きっと。

 まったくもってさっぱりわかりません...
 でも、シーンそれぞれの 画 はなかなか魅力的でしたけどね。
HiNAKO

HiNAKOの感想・評価

3.4
100人見たら100通りの答えが
ありそうな結末だった。

ハテナだらけの内容が
ぬるっとした余韻を残してくる。

邦題が「欲望」と名付けられたことすら
ミステリーのように思えてくる。
koocky

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3.5
見どころ
スウィンギング・ロンドンの雰囲気
オシャレな60’sファッション
ジェーン・バーキン
ハービー・ハンコックのジャズ
ヤードバーズのライブ
この時代だからこそ実現した豪華さ
内容
基本的に解釈は丸投げ
殺人と不条理が絡み合い混乱を投げ掛けるが意味なんか分からなくていい
少なくとも一回や二回観た程度で理解できるはずもなく、10年くらいして予期せず理解できるかもしれない的なそんな映画
画角・構図がセンス抜群

終盤デヴィッド・ヘミングスが真相の究明に動き出したら全てが「サスペリア2」に見えてしまうのは困りものだった。

結論
映画や写真好きなら一度は観ておいた方がいい作品
勉強にもなる…かも
pika

pikaの感想・評価

5.0
はぁ、好き。
何から何までツボにハマる。見進めるごとに胸が高まってどんどん好きになる最高の映画!
説明表現がドSなアントニオーニ。オープニングからたまらんたまらん。初見は画力と魅力と面白さの衝撃に圧倒されてしまうが二度目だと演出意図とか細かいところにまで目を向けられるからさらに美味しい。アントニオーニは見るごとに美味しさが増して行く予感。他のもまた見たくなってきた。

主演のデヴィッド・ヘミングスの顔面もキャラもカッコいいしたまらんのだが、大好物な「人物が淡々と何か作業をしている」シークエンスが音楽も台詞もなく丁寧に描写されていてさらに至高。汗をかくほど真剣に黙々と取り込んでいるってのがミソ。あぁ最高。
その上、ヘミングスがカメラのシャッターを切る度にどんどんフレームが引いて行ってカット割るたびロングショットに切り替わっていく流れが超最高!
ロングショットがたまらん映画なのでblu-ray出してください。お願いします。

物質主義社会への風刺なのか、売れっ子ファッションカメラマンのヘミングスがファッションの撮影に飽き飽きして生々しいリアルを求め、社会派写真に傾倒しBLOW UPすることでフィルムに写し出されているものに自分の願望が投影されていくと言う流れは、物や世間の評価に価値を求めていた人間が目指した先に到達した時、追い求めてきたものの価値を見失い迷走してしまうというところに、人間にとっての価値は他者からの評価や物の中にあるわけではないという示唆が見える。ような気がする。弱気。
骨董店屋の買収、その主人の女の子が夢見る国への風刺、それまで棒立ちだった観客たちが投げ出されたギターに群がる展開など、細かいところに戦後に訪れた先進国の現実に対する警鐘を感じる。
この映画が今見ても全く古臭く見えないのは、映像や音楽のセンスやアントニオーニの手腕だけでなく、映画そのものの中核を成すメッセージそのものが現代にも通じている問題だからなのかな。
当時とはまた違った形で根強く残っている問題であるし、むしろ現代の方がさらに膨れ上がっている難題でもある、と思う。視点が鋭すぎる。

ラストの流れの完璧さ。何度見ても痺れる。あのオチの出し方、答え合わせは悶えるようなニクさ。カッコいい〜たまらん。
カメラマンの技術なのかアントニオーニの演出なのか塩梅はわからないけど全編カメラワークが超好み。なんでそんな角度なの?その構図なの?そう動くの!?みたいな切り口が逐一秀逸で画面見てるだけで興奮する。
ヘミングス然り、表情の演技は良いのに声のトーンというか喋ると途端に心ここにあらず的な、ブレッソンのモデルたちみたいになるのは敢えてなのか。
中盤、若い女とセックスする流れで繋がれるジャンプカットの後から目覚めるまではヘミングスの夢なんじゃないか。夢か妄想か幻想か、願望か。
画家の彼女がヘミングスの家へ来た時に交わされる会話の繋がらなさや、ライブでの棒立ちな観客達など、ヘミングスが現実を自分の頭の中で整理、処理している過程なんじゃないかと思ったり。
アヘン窟みたいな館で目覚めたという点も若い女たちとセックスしたあとジャンプしたという点も何となく説明がつくようなつかないような。棒演技になるのも演出で、カット割やアフレコの時にわざとそうしてリアル感を薄めてるのか。
何度見ても痺れる大好物なツボ映画なので何度も見て何度も考えよう。楽しすぎ!
kos

kosの感想・評価

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最後もってかれたけど結局なにがなんだか分からなかった
あ

あの感想・評価

4.5
・blow up=引き伸ばした写真、膨らませる、大きく見せる

・男の性格=熱しやすく冷めやすい、手に入らないものであればあるほど執心する;「名前なんてどうでもいい」、骨董品屋で買ったプロペラ、ライブ会場で群衆から必死にもぎ取ったギターの残骸、殺人現場の発見

・空想のテニス=”ボールがそこにある”という事実の共有、”楽しむことができる”という限りでのボールの価値、実際には存在しないボールに価値が見出されている
・対して、男の発見=”殺人があった”という事実は誰にも共有し得ない、他者からは妄想と区別がつかない、独りよがりな価値、実際に存在した犯行の発見に価値を見いだすことができない

見えないボールを投げた後、男は自分の発見がクソくだらないテニスより価値がないことに気づく
男が手に入れかけた価値は、これから先ずーーーっと逃した魚は大きいんだぜ的な話にしかなり得ない
有名になって調子に乗った男のふくらみ続ける欲の話だと思いました、人間一般の欲の話かもしれない
最後、彼が自分の欲深さにに気づいたどうかは知りません

ギターのゴミを捨てるシーンが好きでした、価値を共有できる誰かがいるからこそ物を持つ理由とか物の価値が生まれる、
冷静になって考えてみれば、身の回りにある物全部があのギターと同じくらいしょーもないゴミかもしれないな

空想テニスが幻想の世界とかいう解釈、意味がわからない

死体の存在を裏付ける他者との共有の可能性が消えたため、男が見た死体は現実か妄想か区別がつかない、その意味でこの映画は現実と男の妄想が入り混じっていると解釈できる
例えば、引き伸ばした写真に写る死体らしき白い影、これだけでは死体が写っていると断定できない、本当に死体が写っているのかもかもしれないし、白い影から考え出した男の妄想かもしれない
実際に死体を見た(と思われる)シーンもどこか不自然、血が一切流れていないとことか
この映画は初めから終わりまで、逃した魚は大きいという話、
真相を知るはずの男ですら現実と虚構の区別がつかなくなっているのだから、殺人の有無はもう誰にもわからない
最後のテニスボールの音は、男がそれに気づいたことを示している?
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