何とも全然怖くもなんともない、ありがちなストーリーだったことか…。
もうね、期待外れも良いところ‥大外れですよ。
密封された空間で471日間テストを続ける6人は徐々に現実と訓練の境界線が見えなくなってくるのだが…。
その狂い方がイマイチなんですよ。
『NASA』の名前を出しておきながら、何だこのザマはっ!てな感じで お粗末極まりない。
登場人物も「こんなんで よく宇宙飛行での実験隊になれたな」とツッコミどころ満載。
何かと引き合いに出される【パラノーマル・アクティビティ】のスタッフが手掛けたソリッド・シチュエーションスリラー。
と言うから何かしら不穏な感じはしていたものの ここまでとは…。
コレはネタバレしても良いと思うので記載するが、終盤、脈絡もなくドストエフスキーをけなした上に、暖を取る為に『罪と罰』のページを破って燃やすシーンがあるのだが、製作陣はドストエフスキーに何か恨みでもあったのだろうか?
何の深みもない、妙に長く感じるだけの作品だったので ソリッド・シュチュエーション・スリラーとしては全くお勧めできない作品だった。