いがらっしー

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのいがらっしーのレビュー・感想・評価

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普通の女子高生の生活がしたいのに「吃音症」で人前で話せない志乃ちゃんとミュージシャンになりたいのに音痴な加代ちゃん。空気が読めなくて人とコミュニケーションが上手くとれないけど友達が欲しい菊地君。
風景も映像も音楽も美しいし、鼻水流しながらの熱演にもこちらまで泣けてくる。原作は知らないけれど、それぞれのコンプレックスに手厳しい台詞を言ってのける足立紳氏の脚本も惚れ惚れ!
単なる弱者を扱った青春映画でもないし、どんな人も感じた事のあるコンプレックスの話になっている。最近には珍しく恋愛もエログロもないし、みんなが一生懸命生きようと頑張っている教科書みたいな映画で、老若男女にお薦めしたくなった。
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