やまけ

志乃ちゃんは自分の名前が言えないのやまけのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

存在しないはずの居場所を手に入れたせいで元来の苦悩がさらにねじれる志乃、自らの秘めた願いを実現するチャンスをなんとかモノにしたい加代、何者かになろうとしてどんどん底なし沼に沈んでいく菊地……湿度高めの作品だったと思います。
路上ライブのシーンで、楽しそうに歌っている志乃ちゃんが当人たちの状況とは真逆の絶望に満ちた歌詞を無邪気に放っており、全力で輝く二人のその先の関係を想像すると泣けました。
『聲の形』のハッピーエンドに気持ち悪さを感じるタイプの人は楽しめると思います(どんなレビュー?)。
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