かすみす

響 -HIBIKI-のかすみすのレビュー・感想・評価

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)
1.5
前提として私は欅坂46のファンであり、平手友梨奈推しである。だが、この映画の評価にそのことは一切関係ない。また、原作は現在7巻まで読んでいる。
では、初めに、キャラクターについて、たしかに鮎喰響役の平手友梨奈はハマっていた。鮎喰響という何か持っている感、美少女感全てはまっている。また、心配だった平手友梨奈の演技だが、きっと素で演じられる役だったのだろう。そこまで悪くはなかった。あと、なんか北川景子の花井は鼻についてしまう感じだった。残念。
一方、キャラクターの描き方は、私は気にいらない。原作のダイジェストにどうしてもなってしまうことはわかるが、もっとキャラクターを丁寧に描いて欲しかった。破天荒な鮎喰響の考え方、行動原理、どう言う人か、また、祖父江リカという人などなど、あまりにも雑すぎると思う。
また、原作を読んでいると飛び飛びになる。それは時間の制約上仕方ないのはわかる。漫画も続いているから、オチの付け方が難しいのもわかる。しかし、オチは中途半端に終わっていた。ネタバレなしで書きたいのでここで終わらせるが、スッキリとか面白いとかいうものではなかった。
私はだいたい面白い作品はジュースがあまる。だが、この作品は完飲。映画を楽しみたい人には勧められない。一方、平手友梨奈が好きなら勧められる。100分平手友梨奈だから。だが、それ以外でもそれ以上でもない。私はそう感じた。
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