朗らかなこっぺ

未来のミライの朗らかなこっぺのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
4.7
細田守監督作品祭中につき鑑賞。レビューのスコアが低かったので迷ったけど観て良かった。むしろなぜ低評価なのかわからない。これはヤシの木がアカシックレコード的な役割を果たしている家族の歴史そのものが主役の物語。実写映画で言えば『ライフ・イットセルフ』とかなり近いのではないかと思う。両親の愛を生まれたばかりの妹に横取りされたような気になっている4歳のくんちゃんが、もっともっと大きな視点から自分というものを捉え直していく過程は、自分の存在があらゆる出会いと奇跡によって成り立っていることを教えてくれる。すべての出来事に感謝が溢れ出してくるような作品。