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未来のミライの堊のレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
4.1
赤ちゃんがえり、手にアザのある女の子、イマジナリーフレンド、曇ったガラス、ひな祭りの呪い……変なツボに入ってすごく良かった。「どれみと魔女をやめた魔女」をなぞるような所もいくつか。少なくとも制作時のゴタゴタがそのまま画面に出ている『バケモノの子』よりはずっとよかった。あと迷子になって母親の顔がどんどん入れ替わっていくあそこは普通に怖い。
観客の個人史に寄り添う(想像力を刺激させるような)つくりになっている。律儀に水面のカットを挟み込むあたり、細田守はまだ死んでないと思った。


僕もこの前胸元に結構大きなアザがある人に、これ何?って聞いても教えてくれなかった。聖痕?懲罰?炎症?せくしー。
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