このレビューはネタバレを含みます
僕は昔から細田守アンチなので、まぁいつもこんくらいじゃない?ってくらいの感想。
似た題材の話で、アレクサンダー・ペインの「ファミリーツリー」を思い出した。
あちらがトリッキーなことを一切せずに、しっかり傑作になってるのを思うと、今作の出来は、完全に細田守が馬脚を現した!という感じです。
電車が好きとか、アザとか、猫が好きとか……色んな要素があるけれど、どれも置きっ放しで本当にひどかった。
僕の友人は今作を絶賛してて、僕があげ連ねた今作の悪いところを、全て良さとして捉えていて驚いた。
信者って怖いね(向こうもアンチって怖いと思ったであろう)。
くんちゃんは、成長したらあんなやつになるのね。
もちろ性格は良いのかもしれないけど、何にも説明ないからいけ好かない、スカしたやつにしか見えなかった。
なんか細田守の性癖なんだろうけど、ああいう性格の登場人物が、カッコいいとか思ってるんだろうか。
いつも通り期待してないから、特にがっかりとかはなかったけど、
完全に新海誠との差が露わになった。
こんな性癖丸出し、伏線丸投げの芸術映画なら、どっかのミニシアターでひっそりやればいいんだ。
広告会社まきこんで、シネコンで上映する必要あんの?
時かけ、サマーウォーズはミニシアターでやってたやん。あの頃のマインドに戻った方がいいよ。